介護人材の不足、移動支援の需要増、働き手の高齢化——。
名古屋でも、地域の生活を支える介護・移動サービスは大きな転換期を迎えています。
つばめあんしんネットグループは、タクシー会社として長年培ってきた“移動のプロ”としての知見を活かしながら、
訪問介護や保険外介助など“地域の暮らしを支える新しいモビリティ”の形を模索してきました。

本コラムでは、

  • なぜタクシー会社が介護に取り組むのか?
  • なぜAI効率化が必要なのか?
  • 保険外サービス『だれでも介助』が生まれた理由は?

そんな“背景”と“これから”をストーリーとして紹介します。

現役ドライバーの方にも、介護職を考えている方にも、
「こんな仕事の広がりがあるんだ」
と未来を描いていただけたらと思います。

目次|このコラムを読んでわかること

第一章超高齢化社会に向けた『つばめモビリティプロジェクト推進室』の役割とは
第二章AI × 介護の現場改革。OptiMindとのAPI連携が生む新しい効率化
第三章保険外サービス『だれでも介助』が広げる“介護の選択肢”
第四章訪問介護事業者としての地域貢献と、働く人に広がるキャリアの選択肢
第五章未来を支えるプロジェクトへ。つばめあんしんネットが目指す姿

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\だれでも介助ってなぁに?/
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超高齢化社会に向けた『つばめモビリティプロジェクト推進室』の役割とは

つばめモビリティプロジェクト推進室』の役割 ~タクシーにできることを もっと。~

介護とモビリティをつなぐ、新しい地域支援モデルの誕生

高齢化が加速する名古屋では、移動が難しい高齢者の方が増えています。
しかし、支援が必要な人は“移動だけではない生活の困りごと”を抱えているケースが多く、移動サービスと介護サービスの連携は今後ますます重要になります。

この課題に向き合うために発足したのが つばめモビリティプロジェクトです。
つばめモビリティプロジェクトでは、「移動」「生活支援」「介護」を一体化させ、地域全体がより暮らしやすい形をつくる仕組みづくりが行われています。
タクシー会社が介護分野へ挑戦するのは一見意外に見えますが、移動支援のプロである私たちだからこそ出来ることがある。
「タクシーにできることを、もっと。」
つばめモビリティプロジェクトには、そんな想いが根底にあります。

 

訪問介護事業に取り組む理由と、地域で求められる存在としての使命

つばめあんしんネットグループは長年にわたり地域住民の移動を支えてきました。
その中で「一人で外出できない」「買い物に行けない」「家の中のことを手伝ってほしい」という声を耳にすることが増え、
介護と生活支援をあわせて提供できる存在になる必要性を強く感じるようになりました。

移動のプロとして培った接客力と地域理解は、介護の現場でも大きな力になります。
“誰かの困りごとを助ける”という想いはタクシーも介護も同じ。
だからこそ私たちは、移動だけでなく「生活そのものを支える存在」へと進化しています。

介護従事者とご利用者、双方を支えるための挑戦

働き手の負担を減らし、ご利用者の満足度を高めるには、仕組みそのものの改革が不可欠です。
介護は“人”が支える仕事だからこそ、その人が働きやすい環境をつくらなければ提供できるサービスも高まりません。
あんしんネットでは、つばめプロジェクト推進室のプロジェクトの一環として、

  • 介護と移動の連携
  • 業務の効率化
  • 働き方の柔軟化
  • サービス領域の拡大

など、介護の未来に必要な変化を総合的に進めています。

AI × 介護の現場改革。OptiMindとのAPI連携が生む新しい効率化

AI × 介護の現場改革。OptiMindとのAPI連携が生む新しい効率化

従来の配車業務が抱えていた課題と、DXが必要だった理由

訪問介護の現場では、スタッフのシフト、移動距離、ご利用者の住所、サービス内容などを踏まえて配車計画を組む必要があります。
しかし以前は営業所ごとに計画を立てており、情報が分散し、

  • 無駄な移動
  • 過度な負担
  • 予定が直前に崩れるリスク

が大きな課題でした。
こうした現場の声を受けて、「配車計画の一元管理」は避けて通れないテーマとなり、そこからOptiMindとの連携がスタートしたのです。

全営業所の介護配車計画を“1つに集約”する仕組みとは

API連携によって、つばめあんしんネットグループの全営業所の配車計画が一元化されました。
これにより、AIが膨大な介護データを基に“最適なルート”を導き出し、スタッフは無駄のない動きができるようになります。
AIが考慮する要素には、

  • スタッフの位置情報と移動距離
  • ご利用者宅の所在地
  • 介助内容・時間
  • スタッフのスキル

があり、これらを組み合わせて最適なスケジュールを自動生成します。

負担軽減・時間創出・サービス向上につながる具体的な変化

AI導入後、現場では“時間の質”が大きく変わりました。移動が短縮されるだけでなく、体力面の負担が減り、
1人のスタッフがより多くのご利用者に対応できるようになることで、地域が抱える“介護職不足”の解消にも貢献できます。

スタッフが無理なく働ける環境は、そのままサービス品質に直結します。
効率化=人を減らすことではなく、働く人の力を最大限活かす基盤づくりなのです。

 

保険外サービス『だれでも介助』が広げる“介護の選択肢”

保険外サービス『だれでも介助』が広げる“介護の選択肢”

 

制度の枠にとらわれない支援が必要とされる背景

訪問介護の現場では、保険制度の範囲内では対応できないニーズも多く存在します。
「病院の付き添いを頼みたい」
「買い物や掃除だけ少し手伝ってほしい」
「一人で外出するのが不安」
こうした“日常の困りごと”に対応できるサービスの必要性は年々高まっています。

『だれでも介助』が提供する柔軟な生活支援の価値

つばめあんしんネットの保険外サービスだれでも介助は、制度の制限に縛られない幅広いサポートを提供します。
提供できる支援には、

  • 外出付き添い
  • 家事サポート
  • 買い物代行
  • 簡易的な見守り

など、ご利用者の“ちょっと困った”に寄り添う内容が含まれています。
ご利用者が住み慣れた地域で自分らしい生活を続けられるよう支える、それがだれでも介助の役割です。

地域全体で「自分らしく暮らせる」環境づくりへ

制度にとらわれない支援があることで、利用者の行動範囲は広がり、精神的な安心感も高まります。
“行きたい場所に行ける”“やりたいことを続けられる”という日常を守る支援は、介護の枠を超えた価値を持ちます。

 

訪問介護事業者としての地域貢献と、働く人に広がるキャリアの選択肢

訪問介護事業者としての地域貢献と、働く人に広がるキャリアの選択肢

 

未経験者でも安心してスタートできる研修制度とサポート体制

訪問介護は“技術が必要”というイメージがありますが、つばめあんしんネットでは未経験者向けの研修が充実しています。
研修では、

  • 介助の基本
  • ご利用者との接し方
  • 安全な移動支援の方法

を段階的に学ぶことができ、先輩スタッフがつきながら現場への不安を取り除いていきます。

経験者がスキルや資格を活かして活躍できるフィールド

すでに介護経験がある方にとっても、「スキルの幅を広げられる場」として魅力があります。
訪問介護・保険外サービス・移動支援・生活支援など、活躍の場が多いからこそ、
資格や経験に応じたキャリアを築けます。

タクシー × 介護 × IT の融合だから生まれる“新しい働き方”

つばめグループが介護事業を進めることで、乗務員のセカンドキャリアとして介護職へ進む人や、
介護職から運行管理・配車などモビリティ側に転じる人が増えています。
「地域の困りごとを助ける仕事」という軸が共通しているため、
異業種からの転職者も馴染みやすいのが特徴です。

タクシー × 介護 × IT の融合だから生まれる“新しい働き方”

 

未来を支えるプロジェクトへ。つばめあんしんネットが目指す姿

AI・ITを活用し、介護の魅力を高める取り組みを推進

OptiMind連携をはじめ、デジタルを活用した改善は今後も加速していきます。
業務負担の軽減とサービス品質の向上は、働き手の定着にもつながり、
介護を“長く続けられる仕事”へと変えていきます。

地域で必要とされ続ける介護サービスの創造

つばめあんしんネットの介護事業は単なる付帯事業ではなく、グループの理念である
「地域の生活を支える」ことを実現する重要な柱です。
今後も介護と移動をつなぎ、地域全体が安心して暮らせる環境づくりに取り組んでいきます。

SNS発信で現場と取り組みをより身近に

活動内容やスタッフの声はSNSでも発信しています。
現場の温度感が伝わる投稿は、働くイメージが湧きやすく、多くの方から好評です。

✨YouTube

つばめタクシーグループYouTubeチャンネル

毎週水曜12:00~ライブ配信中!

📷Instagram

つばめあんしんネットInstagram

TikTok

@tsubame.group

 

おわりに…

介護・移動・ITを組み合わせた“モビリティプロジェクト”は、地域に必要とされる新しい支援の形です。
AI効率化、だれでも介助の強化、そして働く人に優しい環境づくり——そのすべては「これからの介護」をより良いものにするための取り組みです。

介護経験者はもちろん、未経験の方や現役ドライバーの方にも、地域貢献という大きなやりがいを感じられる仕事が広がっています。
ぜひ、つばめあんしんネットのこれからにご期待ください。

📝参考情報

※本プロジェクトに関するプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000096555.html

 

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つばめモビリティプロジェクトとは?

つばめモビリティプロジェクトは移動に自由とあんしんををテーマに
世界に移動の”自由とあんしん”を提供するプロジェクトです。

こちらのコラムでは、
「今、つばめではこんな取り組みをしているんだ」
「ドライバーからこんな仕事にもチャレンジできるんだ」
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